前々からずっと、ジェフリー・ディーヴァーは外れなしと聞いてた。
主にアマゾンレビューで。
うん、偽りなし。
めちゃくちゃおもしろかった。
実は途中、中だるみしたところがあった。
主人公リンカーン・ライムの宿敵ステファンとホームレス・ジョディのやりとりのところ。
ステファン、おそらく強迫性障害でさ、何かっちやworm,wormってのたまうわけ。それでステファンとジョディのやりとりはもっぱら地下なわけで。なんか、そこはかとなく不潔で、気味悪いダイアローグが続いて吐きそうになった。それプラス、割とあからさまなゲイのほのめかしでしょー…。
私は生憎、腐女子属性ではないし、かつヘテロセクシャルなので、LGBTQは個人的には、「人さまに害をなさなきゃ好きにしてくれ」の完全外野スタンスだけど、なんか、このホームレスと強迫性障害とに加えてゲイチックなのは、ちょっと…。さすがにやめてほしい。
あと、全体的に語彙が難しめ。リンカーンめっちゃ頭いいし、かつコフィン・ダンサーに狙われてるパーシィもメッチャクチャ頭いいので、もう薬品とか機材とか知らん単語出まくり。動詞・名詞・形容詞も、『それ、もう二度と使わんだろ?!もっと平易な単語で説明できんのん?』ってやつがいろいろ出てきて何度かキィーってなった。
以上の事由により途中投げ出しそうになったけど、投げ出さなくて、よかった!
最後の最後、ほんとに後半も後半がだーいどんでんがーえし!
おもろかったな。
わからん単語はだいぶすっ飛ばして読んだので、気が向いたら再読しよう。
ちなみにリンカーン・ライムシリーズは大作で、コフィン・ダンサーはその2作目。1作目の『Bone Collector』はドラマにも映画にもなってるようです。
私は1作目は原作も未読だし、ドラマも映画も未視聴。なので、ちょっとついていくの大変だった。でもスタンド・アローンでも十分楽しく読めましたよ。オススメ。