面白い!

展開が早い!

いろいろと事件が起こりすぎる。

一応これね、フィギュアスケートの卵である若い女の子の殺人事件の謎を追っていく物語なんです。
ですけど、あまりに主人公2人が、トンデモ設定すぎて。
ほんとに若いスケーターが殺されようと犯人が誰だろうとどうでも良くなってた、途中から(笑)。
(ほんとどうでもいいけど、わたしは途中から、犯人はAidenと睨んでいたのだが、見事に外れたんで、腹が立っています。いや、どう考えてもAidenにつなげるよう話すすめてただろ!……目くらまし上手いな。)

主人公2人とは
1.天涯孤独(天涯孤独ではないけど孤独な)中年心理学者Cyrus
2.天涯孤独のティーンエージャーEvie
の二人。

Cyrusは一家を惨殺されてて、なぜかPager(ポケベル)しか持たない中年。
Evieは拷問されて死んだ男の死体があった部屋に隠れてたころを見つかって、施設に入れられてる少女。
CyrusがEvieを被験者として施設を訪れるところから物語は始まる。

んね?

こんな主人公、いるかよ!って盛大につっこむところじゃん。

主人公ふたりとも、サバイバーすぎる。
どことなく映画『レオン』を想起させる、悲惨さ。
なんだけど、『レオン』どころじゃないくらい、CyrusもEvieもオンタイムで事件に巻き込まれる。
一章ごとにその身を危険に晒すといっても過言じゃない。
なんかこう書くとfar-fetched感(とってつけた感)すごいけど、読んでる間は全然荒唐無稽な感じしないんだよな。
どんどん二人に感情移入しちゃう。
それがスゴイと思う。
普通はこの設定だけで当初驚くけど、読み進めていくうちにboringboringboringとなっていくことが多いんだが、全然そんなことない。
なんならexcitingexcitingexciting……!
これは寝食を忘れて読むしかないと覚悟を決めた。
事実、丸一日でほぼ読み終えた。
……はー、しんどい。

ちなみに私は最初にあらすじとか読まず、ただただアマゾンレビューの多さと評価の高さだけを信じてダイブしたので、この設定自体知らずに読み始めた。
だから、「おいおいおいおい、ウソだろウソだろウソだろ」って一章進むごとにつぶやきながら読んでた。
はたから見たら、だいぶアヤしいひとだが、大丈夫、周りに人がいないところで読んでる。
そこは抜かりNothing。

とりあえず、CyrusとEvieの運命がどうなるのか、気になって気になって仕方ないので2巻目に突入したいと思う。(そうこれ、単巻とおもってたら、まさかのシリーズものだった。知らんうちに米Kindle本表示がCyrus Haven Series Book 1ってなってた。)
思うが、ちょっと休んでからにさせてくれ。
2巻目もまたしてもあらすじとか一切読まずにダイブしようとしてるけど、もしこれが1巻目と同じくらいexcitingだったら、私の交感神経がもたないので。