All the Light We Cannot See読了。

やっと、読み終わった……。

やっと……!

いやー、感慨深い。

Kindle購入履歴を見ると、2017年10月に購入とあるから、読了までおよそ7年経過していることに!

ちょびちょびちょびちょび読んでは閉じ、読んでは閉じ、一定期間放置し、その間にネトフリで映像化が決まり、これはいかんと再度読み始め、読んでは閉じ読んでは閉じ読んでは閉じ。

これをくりかえし、苦節7年。

途中1年単位で放置してるとはいえ、さすがに、時間がかかりすぎだろう。

ほぼ大半プロット忘れててもおかしくないが、これがわりと覚えてるもんなんだよな。このあたりは、さすがに2015年ピュリツァー賞受賞作品と言わざるをえない。

最初はMarie-Laure(フランス人のおんなのこ)とWerner(ドイツ人のおとこのこ)しかメインに出てこないし、かつ、それぞれのキャラクターがしっかりしているので、少々話から離れても、だいたいの内容は覚えていられる。

たぶん、ネイティブのひとは、読むのにこんなに時間かからないんだろうな。

もう単語の修飾が後ろ後ろ後ろにおびただしく続く、独特の文体なので、主語がどれで動詞がどれでっていう根幹の文脈を見つけるのにほんと慣れるまで大変だった。

並行して、致命的だったのが、章構成。

Marie-Laureの章とWernerの章と彼らをとりまくひとたちの章が、パラパラ漫画のごとくしょっちゅう入り乱れる。

ひどいときには1ページごとにMarie-Laureの章とWernerの章が切り替わる。

同時進行でMarie-LaureとWernerの人生を追う必要があるため、仕方ないとはいえ、あまりにもめまぐるしすぎる。

……果たして、これをpage -turnerという言うべきなのか……。

そりゃ、Marie-Laureの次どうなったん?Wernerの次どうなったん?ってスラスラ読めるひとならどんどん読み進めていけるんかもしらんけど、繰り返すようだけど私はなかなか作者Doerrさんの独特の文体になじめなかったので、しょっぱからこの頻繁すぎるシーンの切り替わりは苦痛としか言いようがなかった。

おかげで1章読むごとに飽きて、もういっかーってなって、もっと簡単な本に行ってた。毎年。

ラブストーリーという触れ込みもあったけど。

…ネタバレすると、え?どこにラブあった?ってくらい束の間。一瞬。

長い登山の末ようやく頂上にでた!とおもったら、すぐ霧があらわれて暗転したくらいの衝撃。

I may still have missed the point that everyone else sees even after all these years. …omg….ってなるこの辛さ、わかってほしい。

…事前情報だけで、期待値高くしすぎたらあかんね。なにごともね。

あ、面白くなかったわけではないです。良い小説でした、はい。

ただ、原書挑戦するにはもうちっと語彙力・文法力上げた状態で自分のぞまねばならなかったなぁと反省しているだけです。

よし、小説読了したので、やっとやっとNetflixで映像化作品観れるわ。

ネトフリ観終えたら、次はAudibleで再読することを目標にしよう。

一回通読してるから、再読はさすがに楽なはず。

少なくとも、さすがにあと7年かかることはないだろうと思われ。

All the Light We Cannot See: The Breathtaking World Wide Bestseller (English Edition)

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